四位基台が根本となる数 三数、四数、十二数
被造世界は四位基台が完成した万物の集合体であるため、四位基台は被造世界の数理性の根本(ルーツ)になります。神は数理的な存在であるがゆえに被造世界にも数理性が展開されているのです。
四位基台が根本となる数など
原理講論によると、四位基台が根本となる数には、三数、四数、十二数があります。また、三段階原則の根本も四位基台です。
「四数」の根本
四位基台は被造物の完成の基本単位(基盤)です。つまり、四位基台を完成した被造物が無数に集まって、神の創造目的(理想世界)が実現します。
四位基台には、四位(4つの位置、4つのポジション)があるので、「四数」の根本になります。
四位基台は、創造目的を完成した善の根本的な基台でもあるので、神が運行できるすべての存在と、またそれらが存在するための、すべての力の根本的な基台ともなる。したがって、四位基台は、神の永遠なる創造目的となるのである。
第二節 万有原力と授受作用および四位基台
「三数」と「十二数」の根本
四位基台の完成と同時に、三対象目的も完成します。それゆえ、四位基台は「三数」の根本になります。また、四位(4つの位置)それぞれの対象は三あるので、合計すると十二になります。それゆえ、四位基台は「十二数」の根本にもなります。
四位基台は四数の根本であり、またそれは、三対象目的を完成した結果であるので、三数の根本でもある。
四位基台は、その各位を中心として、各々三対象となるので、これらを総合すれば十二対象となる。ゆえに、十二数の根本ともなるのである。
第二節 万有原力と授受作用および四位基台
「三段階原則」の根本
四位基台は、三段階原則を経て完成するので、「三段階原則」(※1)の根本にもなります。例えば、家庭が完成するためには、神→夫婦→子女の三段階(発展段階)を経て完成します。
上記は、神→夫婦→子女の三段階の図となっていますが、一般的に、三段階原則とは、神を正として、そこから、主体と対象に分立して再び合性一体化するという過程「正→分→合」の三段階です。そのため、この三段階の発展段階(発展過程)は「正分合作用」といわれています。また、視点を変えて、「絶対・相対・中和」(※2)の三段階であるともいわれます。
※1:この「三段階原則」と「三数」は同じ「三」があり、混同しがちですが、両者は異なるものです。「三段階原則」は発展原則であり、「三数」は、「三対象目的」に由来するものです。
※2:「絶対・相対・中和」は、「心情(愛)・主体と対象・合成体」に相当するともいわれています。
四位基台は正分合作用によって、神、夫婦、子女の三段階をもって完成されるのであるから、三段階原則の根本となるのである。
第二節 万有原力と授受作用および四位基台
世界平和統一家庭連合「原理講論」「創造原理/第二節 万有原力と授受作用および四位基台」